打嘆(読み)うちなげく

精選版 日本国語大辞典 「打嘆」の意味・読み・例文・類語

うち‐なげ・く【打嘆】

〘自カ四〙 (「うち」は接頭語) ため息をつく。嘆息する。悲しみ泣く。
万葉(8C後)五・九〇四「足すり叫び 伏し仰ぎ 胸宇知奈気吉(ウチナゲキ) 手に持てる 我(あ)が子飛ばしつ 世の中の道」
源氏(1001‐14頃)真木柱「心にかなはぬ世かなと、うちなげきてゐ給へり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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