才名乗(読み)ざえなのり

精選版 日本国語大辞典 「才名乗」の意味・読み・例文・類語

ざえ‐なのり【才名乗】

〘名〙 昔、宮中などで行なわれた余興一つ人長(にんじょう)の問に答えて才男が自分の得意とする才芸をなのり出ること。ざいなのり。
※延宝版宇津保(970‐999頃)嵯峨院「かくて、皆、ざえなのりなどす。〈略〉『仲忠の朝臣、何の才か侍る』『和歌の才なん侍る』」

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