手賀新田(読み)てがしんでん

日本歴史地名大系 「手賀新田」の解説

手賀新田
てがしんでん

[現在地名]東村手賀組新田てがぐみしんでん

利根川新利根川に挟まれた低地にあり、西は佐原組さわらぐみ新田。寛文元年(一六六一)江戸の鯉屋小兵衛の開拓と伝える(東村郷土誌)。元禄郷帳には無高とあるが、天保郷帳では村高四一九石余に増加する。弘化二年(一八四五)の関東御取締役控帳(香取郡誌)によれば、天領神崎本宿こうざきほんじゆく(現千葉県香取郡神崎町)外五二ヵ村組合に属し、村高四一八石余、家数二九。明治一四年(一八八一)調べの参謀本部地図には「手賀沼新田」とあり、村の東部に東西一キロの手賀沼が描かれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android