手切金(読み)てぎれきん

精選版 日本国語大辞典 「手切金」の意味・読み・例文・類語

てぎれ‐きん【手切金】

〘名〙 手切(てぎれ)のための金。特に、男と女がその愛情関係を断つ際に、そのしるしとして相手に渡す金銭慰藉(いしゃ)料。手切り金。てぎれ。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文一一「おめへがたにゃアたびたびこりてゐるから手切(テギ)レ金(キン)だと思っておれが三十ドルやるから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android