手に合わない(読み)てにあわない

精選版 日本国語大辞典 「手に合わない」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に=合(あ)わない[=合(あ)わず・=合(あ)わぬ・=合(あ)わん]

自分の力ではどうにもならない。処置に困る。手に余る。
※雑俳・折句大全(1803)「仕懸たる子の手に合ぬ雪こかし」
戦功がない。
甲陽軍鑑(17C初)品二六「合戦に、手にあはざる衆、手柄武士共にも、上中をさたして饗応を仕るに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手に合わない」の意味・読み・例文・類語

わ◦ない

自分の能力では扱いきれない。手に余る。手に負えない。「ギリシャ語となるとどうにも―◦ない」
手になじまない。「―◦ない包丁

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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