戸吹村(読み)とぶきむら

日本歴史地名大系 「戸吹村」の解説

戸吹村
とぶきむら

[現在地名]八王子市戸吹町

谷地やじ川源流域に立地し、東は宮下みやのした村。田園簿に村名がみえ、田三三石余・畑六九石余で幕府領、ほか紙舟役永七一文・野銭永一貫五〇〇文。西寺方大幡にしてらかたおおはたの名を冠した大幡紙を生産していたと思われる。寛文七年(一六六七)検地帳(長谷川家文書)が残る。元禄郷帳では高二四二石余。享保六年(一七二一)の山之根村高改帳では高家前田領一一六石余・旗本川村領一一六石余で、各三石九斗余は野銭柴役高入と記される。以後同二氏の相給で幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android