デジタル大辞泉
「戯ればむ」の意味・読み・例文・類語
ざれ‐ば・む【▽戯ればむ】
[動マ四]
1 気がきいている。しゃれている。風流めく。
「―・みたるが、まだ造りさしたる所なれば」〈源・東屋〉
2 物慣れたようすをする。しゃれたまねをする。
「世の中をまだ思ひ知らぬほどよりは、―・みたる方にて」〈源・空蝉〉
3 ふざける。たわむれる。
「寝汚き夜と―・みて、何締め笑ふ」〈浮・万金丹・五〉
あざれ‐ば・む【▽戯ればむ】
[動マ四]ふざけているような態度をとる。好色めいたふるまいをする。
「例は、かやうに長居して―・みたる気色も見え給はぬを」〈源・夕霧〉
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