憑依・馮依(読み)ひょうい

精選版 日本国語大辞典 「憑依・馮依」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐い【憑依・馮依】

〘名〙
① たのみにすること。よりどころとすること。
開化本論(1879)〈吉岡徳明〉下「此乃ち方今開化を語る者の専ら憑依とし、口実とする所なり」 〔詩経伝‐大雅巻阿
② 霊などが乗り移ること。憑(つ)くこと。〔布令字弁(1868‐72)〕
李陵(1943)〈中島敦〉三「憑依の去った巫者のやうに、身も心もぐったりとくづをれ」 〔論衡‐死偽〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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