慈信(読み)じしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慈信」の解説

慈信 じしん

?-? 平安時代中期の僧。
鉢をとばして食をこう神通力をもっていたので,空鉢上人とよばれた。延喜(えんぎ)(901-923)のころ摂津中山(兵庫県)で,かつて聖徳太子が百済(くだら)(朝鮮)の仏師にほらせたという十一面観音を拝し,霊夢によってそれを山城(京都府)山崎にうつし,堂舎建立。これが今の宝積寺(ほうしゃくじ)(宝寺)という。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例