感温半導体(読み)かんおんはんどうたい(英語表記)thermally sensitive semiconductor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「感温半導体」の意味・わかりやすい解説

感温半導体
かんおんはんどうたい
thermally sensitive semiconductor

温度によって著しく抵抗率が変化する半導体ニッケルコバルト,鉄,銅,マンガンなどの遷移金属の酸化物あるいはそれらの固溶体硫化銀ランタンを添加したチタン酸バリウムなどはこの種の半導体に属する。特にサーミスタは抵抗率が大きな負の温度係数をもつ感温半導体でつくった素子で,温度測定・制御のほか回路の温度補償など広い用途をもっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android