情思（読み）ジョウシ

デジタル大辞泉

じょう‐し〔ジヤウ‐〕【情思】

思い。心持ち。特に、恋しい思い。恋心。
「人耳多くして―を吐露する能わざるを以て」〈織田訳・花柳春話附録〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

じょう‐し ジャウ‥【情思】

〘名〙

① 心の思い。こころもち。〔文明本節用集（室町中）〕

※米欧回覧実記（1877）〈久米邦武〉四「自己の一族を保護して、他族を阻隔するの情思、甚だ熾なる人種と称せられたり」 〔蜀志‐将琬伝〕

② 恋しく思う心。恋ごころ。

※花柳春話（1878‐79）〈織田純一郎訳〉附録六「人耳多くして情思を吐露する能はざるを以て」 〔王建‐題花子贈渭州陳判官詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【情思】じようし

思い。

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出典　平凡社「普及版 字通」