悪ず(読み)あしからず

精選版 日本国語大辞典 「悪ず」の意味・読み・例文・類語

あしから‐ず【悪ず】

連語〙 悪く思わないように。気を悪くしないでください。相手意向に添えないで済まないという気持を表わす語。
※落語・素人浄瑠璃(1889)〈禽語楼小さん〉「忰が帰ったら早速出ますから旦那に悪(アシ)からず然う云って呉れろ」
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一「度々の破約は実に恐縮の至りです。何卒不悪(アシカラズ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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