恐慌障害(読み)きょうこうしょうがい(英語表記)panic disorder

翻訳|panic disorder

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「恐慌障害」の意味・わかりやすい解説

恐慌障害
きょうこうしょうがい
panic disorder

突然心臓発作のように激しい動悸や息苦しさに襲われ,そのまま死んでしまうのではないかという恐怖・不安に駆られる症状。かつては不安神経症自律神経失調症心臓神経症などと呼ばれていたものであるが,世界保健機構 (WHO) の疾病分類で恐慌障害として正式に位置づけられた。心臓疾患による発作によるものではないかと考えられていたが,原因はまだ完全には明らかでない。ストレス一因ともみられている。抗不安剤や心理療法によって,比較的短期で発作も治まり,社会復帰できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android