怨心(読み)おんしん

精選版 日本国語大辞典 「怨心」の意味・読み・例文・類語

おん‐しん ヲン‥【怨心】

〘名〙 (古く「おんじん」とも) うらむ心。敵としてうらむ心。えんしん
正法眼蔵随聞記(1235‐38)三「真実の道を聞かんと、真の心を以て問はんには、怨心(ヲンジン)を忘れて為に是を説く可き也」
太平記(14C後)一五「年来の御祈を変じ、忽に怨心(ヲンシン)を成す可しと宣ふ」

えん‐しん ヱン‥【怨心】

〘名〙 うらむ心。うらみ。おんしん。
玉葉‐治承四年(1180)八月四日「建春門院夢中参院中給、深懐怨心」 〔春秋左伝‐昭公一三年〕

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普及版 字通 「怨心」の読み・字形・画数・意味

【怨心】えんしん

うらみ。

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