精選版 日本国語大辞典 「思上」の意味・読み・例文・類語
おもい‐あが・る おもひ‥【思上】
〘自ラ五(四)〙
① 気位を高くもつ。心に誇りをもつ。自負する。おもいのぼる。
※大和(947‐957頃)一〇三「いといたう人々懸想(けさう)しけれど、思あがりて、男などもせでなむありける」
② いい気になる。うぬぼれる。つけあがる。
おもい‐のぼ・る おもひ‥【思上】
〘自ラ四〙 気位を高くもつ。すぐれたものを追い求める。おもいあがる。
※平中(965頃)三「おもひのぼれる心を持たりけるか。めざましう、恐しうもあるかな」
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