デジタル大辞泉 「思ひ止む」の意味・読み・例文・類語 おもい‐とど・む〔おもひ‐〕【思ひ▽止む】 [動マ下二]1 思い切る。あきらめる。「いみじからむ過ちを、さしあたりて見つけたりとも、えとがめ―・むべうもあらず」〈夜の寝覚・三〉2 深く考える。「物をいたう―・めたりし心に」〈源・夕霧〉3 心に残るようにする。心にとめる。「つどへる方々の中に、かの折の心ざしばかり―・むる人なかりしを」〈源・玉鬘〉 おもい‐や・む〔おもひ‐〕【思ひ▽止む】 [動マ四]思いとどまる。あきらめる。「身の上になりては、え―・むまじきわざなりけり」〈狭衣・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例