思ひ果つ(読み)オモイハツ

デジタル大辞泉 「思ひ果つ」の意味・読み・例文・類語

おもい‐は・つ〔おもひ‐〕【思ひ果つ】

[動タ下二]
そうだとはっきり判断する。最後に思い当たる。
「宮なりけりと―・つるに、乳母めのと言はむ方なくあきれてゐたり」〈東屋
思い切る。あきらめる。
「(源氏ヲ)つらき方に―・て給へど」〈・葵〉
最後まで愛し続ける。
「つらきゆかりにこそ、え―・つまじけれ」〈空蝉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android