志波遺跡群(読み)しわいせきぐん

日本歴史地名大系 「志波遺跡群」の解説

志波遺跡群
しわいせきぐん

[現在地名]杷木町志波など

麻底良まてら(二九四・九メートル)こう(一九〇・三メートル)に挟まれた低位段丘に立地する。昭和六一年(一九八六)から同六二年にかけて調査された。杷木宮原はきみやばる遺跡・志波桑しわくわもと遺跡・志波岡本しわおかもと遺跡および朝倉町大迫おおさこ遺跡からは二間×六間の掘立柱建物跡が発見されており、建物の規模・企画性から斉明天皇七年(六六一)に築造された朝倉橘広庭あさくらのたちばなのひろにわ宮関連の施設とする説もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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