心立(読み)こころだて

精選版 日本国語大辞典 「心立」の意味・読み・例文・類語

こころ‐だて【心立】

〘名〙 心のあり方。心ばえ。心意気性格。こころだち。
十訓抄(1252)五「かくいみじき心だてにより、あやしき片端なる身ながら、后と成りにけり」
評判記難波物語(1655)「美男の人は男ぶりをたのみ、あしき男は心だてをたしなみ」

こころ‐だ・つ【心立】

〘自タ四〙 思い立つ。
雪国(1935‐47)〈川端康成〉「島村は驚いて、最早ここを去らねばならぬと心立った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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