心惚る(読み)こころほる

精選版 日本国語大辞典 「心惚る」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 惚(ほ)

物事に心を奪われて夢中になる。
※栄花(1028‐92頃)峰の月「あまうへも、月頃御心ほれて、はかなき果物もきこしめさで、消えいり消えいりせさせ給へば」
② 年老いてぼける。耄碌(もうろく)する。恍惚(こうこつ)となる。
※車屋本謡曲・関寺小町(1429頃)「まなこかすみ、心ほれて、人の近づき給ふをも知らず。誰にて御入り候ぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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