心を別く(読み)こころをわく

精選版 日本国語大辞典 「心を別く」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 別(わ)

(「別く」は四段活用の場合と下二段活用の場合とがある)
① 心を二分する。愛情を他のものにも及ぼす。
※歌仙本伊勢集(11C後)「住む方のしるしを招く花薄心わくとも風は吹くらし」
② よくわきまえて判断する。弁別する。
申楽談儀(1430)能書く様「何事をもこころ分て、さて中を心得べし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android