デジタル大辞泉
「心の刃」の意味・読み・例文・類語
こころ‐の‐やいば【心の▽刃】
1 人に危害を与えようとする心。
「我を土足にかけまくも沈みし君を助けたる咎とて殺す―」〈浄・女護島〉
2 思いを託した刃物。
「この剃刀は私が磨く―」〈浄・寿の門松〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
こころ【心】 の 刃(やいば)
① 人に危害を与えようとする心。
害意。心の剣
(つるぎ)。
※
浄瑠璃・平家女護島(1719)四「我を土足にかけまくも沈みし君を助けたる、咎とて殺す心の刃
(ヤヒバ)」
② 思いを託した刃物。
※浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の
門松(1718)中「此剃刀は私が磨く心の刃
(ヤイバ)、もしもの折は必々、さもしい者の手にかからず、清い御最期候べく候」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報