徳聡(読み)とくそう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「徳聡」の解説

徳聡 とくそう

?-? 飛鳥(あすか)時代の僧。
鵤(いかるが)大寺(法隆寺)の法師。法隆寺蔵「金銅僧徳聡等造像記」(重文)に,片岡王(かたおかおう)寺(放光寺)の令弁,飛鳥寺弁聡とともに,父母の恩にむくいるため観音像をつくったとあり,裏面には,百済(くだら)王族である大原氏の出としるされている。銘文中の甲午年は,持統天皇8年(694)と推定されている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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