御座直(読み)ござなおし

精選版 日本国語大辞典 「御座直」の意味・読み・例文・類語

ござ‐なおし ‥なほし【御座直】

〘名〙
謁見のとき、主君が座を直して、その人に敬意を表すること。
随筆松屋筆記(1818‐45頃)九三「御座(ゴザ)直しの侍、御目見えの時、君の御座を直し給ふは臣下の面目也」
② (寝所を用意する女の意) 妾(めかけ)、かこいものなどをいう。御座敷女筵敷(むしろしき)
※俳諧・談林十百韻(1675)「出替り大宮人の御座直し〈雪柴〉 けはひけすりてけふもくらしつ〈正友〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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