御幣川村(読み)おんべいがわむら

日本歴史地名大系 「御幣川村」の解説

御幣川村
おんべいがわむら

[現在地名]長野市篠ノ井御幣川

現篠ノ井南部。北国脇往還に沿う村。中世藤長ふじなが御厨に属し、建久三年(一一九二)八月の皇太神宮建久已下古文書に、藤長御厨のうちから供祭物として「長日御幣料日別代布二丈」とある布を貢進した村里とする説がある。

元和四年(一六一八)の信州川中島御知行目録に村名はなく、寛永元年(一六二四)一〇月三日に真田信之は「御幣川百四拾石」を飯島庄次郎なる者に宛行っているのがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android