御佛前(読み)ごぶつぜん

献辞辞典 「御佛前」の解説

御佛前

仏様になった故人に捧げ供えるとの意味合いがあり、仏教法要時の際に喪家に対して贈る弔慰金の表書きの献辞(上書き)に用いられます。仏教では忌明けまでを御霊と考え、忌明け後は仏様になるとの考えから忌明け後の法要に用い られ、生前お世話になった故人への供養にあわせて、遺族葬儀や法要に掛かる費用の一部を 負担しあうとの相互扶助の意味合いもあります。※浄土真宗(本願寺派大谷派など)に限り、死者は逝去後即ちに仏様になるとの考えから、通夜・ 葬儀告別式にも用いられます。

出典 (株)ササガワ献辞辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android