御互様(読み)おたがいさま

精選版 日本国語大辞典 「御互様」の意味・読み・例文・類語

おたがい‐さま おたがひ‥【御互様】

〘名〙 (形動)(「さま」は接尾語) 両方とも同じような状態におかれている、また、同じような事をし合っていること。また、そのようなさま。利益負担が同様だから気になさらないようにという気持で、相手にあいさつする時に多く用いられる。
※義血侠血(1894)〈泉鏡花〉四「時に皆様(さん)、彼(あの)通り御者も骨を折りましたんですから、御互様(オタガヒサマ)に多少(いくらか)酒手を奮(はず)みまして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android