徒波・徒浪(読み)あだなみ

精選版 日本国語大辞典 「徒波・徒浪」の意味・読み・例文・類語

あだ‐なみ【徒波・徒浪】

〘名〙 いたずらに立ち騒ぐ波。変わりやすい人の心、むなしい浮き名、無益な騒ぎなどのたとえに用いる。
古今(905‐914)恋四・七二二「そこひなき淵やはさわぐ山河のあさき瀬にこそあだ浪はたて〈素性〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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