デジタル大辞泉
「後昔」の意味・読み・例文・類語
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あと‐むかし【後昔】
〘名〙 茶摘みの第二日目に摘んだ葉から製した抹茶の銘。
初昔(はつむかし)に次ぐ良い茶の銘とされている。のちむかし。
※
随筆・
槐記(茶道古典全集所収)‐享保一二年(1727)一一月一〇日「
濃茶に、初むかし、後むかしと云名を付て、昔の字に様々の説ありと申す〈略〉初て芽を出したる真を摘みたるが初なり。其次をかかへたるを、
二番に摘みたるが後なり」
のち‐むかし【後昔】
※
歌謡・松の葉(1703)四・ちゃの湯「けふの日もはやくれはてて、あすまたたれにゆづりはの、うつりかはるやのちむかし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報