後家入(読み)ごけいり

精選版 日本国語大辞典 「後家入」の意味・読み・例文・類語

ごけ‐いり【後家入】

〘名〙
① 後家の家に婿入りすること。未亡人に、婿に迎えられること。
俳諧新撰犬筑波集(1532頃)雑「山ほうしこそ後家いりをすれ なぎなたを野太刀のさやに指こみて」
後妻として、その家に入ること。
③ ひと揃(そろ)いの器具一部が欠けたり破損したりしたとき、他からその部分にあたる部分を持ってきて補うこと。
雑兵物語(1683頃)上「最前の御持鑓の古鞘だが、〈略〉此鉤(かぎ)鑓に後家入につっぱめたが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android