後めた(読み)うしろめた

精選版 日本国語大辞典 「後めた」の意味・読み・例文・類語

うしろ‐めた【後めた】

(形容詞「うしろめたい」の語幹) 気がかりであること。また、気がとがめること。
感嘆文述語となる。多く和歌に使われる。
拾遺(1005‐07頃か)雑春・一〇五三「うしろめたいかで帰らん山桜あかぬ匂ひをかぜにまかせて〈よみ人しらず〉」
助詞「の」を伴い感嘆文の中の連体修飾語となる。
源氏(1001‐14頃)宿木宣旨書にてもうしろめたのわざや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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