往足(読み)いにあし

精選版 日本国語大辞典 「往足」の意味・読み・例文・類語

いに‐あし【往足】

〘名〙
① 去って行く足どり。去って行く足つき。
浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)下「迯(に)げ足もいに足も、達者に生まれついた男」
近世米相場が、下落方向に向かうこと。
※稲の穂(1842‐幕末頃)「下り足に成ったを、悪るみが附たとも、おり足共、いに足共言ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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