彦崎村(読み)ひこさきむら

日本歴史地名大系 「彦崎村」の解説

彦崎村
ひこさきむら

[現在地名]灘崎町彦崎

植松うえまつ村の東、北は児島湾に面する。天神社の文明一三年(一四八一)五月の棟札墨書銘に「天満宮上棟 彦崎村」とある。慶長七年(一六〇二)七月岡山城主小早川秀秋の家臣伊岐遠江守真利が常山つねやま城預になった時、他六ヵ村とともに当村七〇三石余を加増されている(「知行方目録」吉川家文書)。寛永備前国絵図では高六四八石余。その後、彦崎新田二九石余(寛文四年備前備中当御代新田帳)や文化九年(一八一二)明石あかし新田九町二反余(児島湾開墾史)などが開発された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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