当字・宛字(読み)あてじ

精選版 日本国語大辞典 「当字・宛字」の意味・読み・例文・類語

あて‐じ【当字・宛字】

〘名〙 漢字本来の意味に関係なく、その音、訓だけを借りて、ある語の表記に当てる漢字の用法借字。「浅増(あさまし)」「目出度(めでたし)」「矢張(やはり)」「野暮(やぼ)」の類。
名語記(1275)九「むつかし、如何。六借とかきあひたるは、あて字歟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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