強面・怖面(読み)こわもて

精選版 日本国語大辞典 「強面・怖面」の意味・読み・例文・類語

こわ‐もて こは‥【強面・怖面】

〘名〙 (「こわおもて(強面)」の変化したもの) おそろしい顔つき。また、相手に対して強硬な態度に出ること。強談判(こわだんぱん)
人情本・清談松の調(1840‐41)三「埒が明かねば一狂言、強面(コハモテ)に頬ふくらし」

こわ‐おもて こは‥【強面・怖面】

〘名〙 きつく、恐ろしい顔つき。また、相手に対して強く出ること。恐ろしい顔で他を脅かすこと。こわもて。
歌舞伎・名誉仁政録(1852)五幕「首が細いの太いのと、怖面(コハオモテ)だけに猶気障だ」

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