引掻硬(読み)ひっかきかたさ

精選版 日本国語大辞典 「引掻硬」の意味・読み・例文・類語

ひっかき‐かたさ【引掻硬】

〘名〙 硬さの一種一定の形のダイヤモンド片に荷重をかけて、試験面に押しつけ、動かしてできる傷の幅の大きさや荷重の大きさで硬さを定めたもの。ドイツ鉱物学者F=モース方法は鉱物の相対的な引っ掻き硬さに順位をつけたもので、1が滑石、10がダイヤモンドとなっている。掻傷硬度とも。

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