デジタル大辞泉
「廓寥」の意味・読み・例文・類語
かく‐りょう〔クワクレウ〕【×廓×寥】
[ト・タル][文][形動タリ]ひろびろとして寂しいさま。また、もの寂しいさま。
「―とした深夜の気配が」〈梶井・冬の蠅〉
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かく‐りょう クヮクレウ【廓寥】
〘形動タリ〙 からりとして広大なさま。広い大空のさま。また、むなしく、ものさびしいさま。
※
一握の砂(1910)〈
石川啄木〉
秋風のこころよさに「秋の空廓寥
(クヮクレウ)として影もなし」 〔皇甫湜‐鶴処鶏群賦〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「廓寥」の読み・字形・画数・意味
【廓寥】かくりよう(くわくれう)
広くさびしい大空。唐・皇甫〔鶴、群に処るの賦〕志は廓寥に在るも、跡は泥塗に依る。字通「廓」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報