座浴・坐浴(読み)ざよく

精選版 日本国語大辞典 「座浴・坐浴」の意味・読み・例文・類語

ざ‐よく【座浴・坐浴】

〘名〙 腰から下だけ湯につかること。病人などが全身入浴ができないときにする。また、下半身血行をよくするためにも行なう。腰湯(こしゆ)脚湯(あしゆ)
歯車(1927)〈芥川龍之介〉四「痔の痛みを感じ出した。それは僕には坐浴(ザヨク)より外に癒すことの出来ない痛みだった」

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