底方無(読み)そこいなし

精選版 日本国語大辞典 「底方無」の意味・読み・例文・類語

そこい‐な・し そこひ‥【底方無】

〘形ク〙 はてがない。限りない。へだてるものがない。きわめて深い。
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)五「清浄にして垢を離れ、深くして底(ソコヒ)無くあらしめむ」
古今(905‐914)恋四・七二二「そこひなきふちやはさわぐ山河のあさきせにこそあだ浪はたて〈素性〉」

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