床入(読み)とこいり

精選版 日本国語大辞典 「床入」の意味・読み・例文・類語

とこ‐いり【床入】

〘名〙
寝床にはいること。特に、男女が共寝すること。とこばいり。
評判記・剥野老(1662)伊藤小太夫「心うきうきとして床(トコ)入の景わするるやぼすけもなし」
婚礼の夜、新夫婦がはじめて寝所をともにすること。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下「媒妁は此処を見計らって高盛を出し、本尊は床入(トコイリ)で片附けて了ひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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