庄屋・荘屋(読み)しょうや

精選版 日本国語大辞典 「庄屋・荘屋」の意味・読み・例文・類語

しょう‐や シャウ‥【庄屋・荘屋】

〘名〙
荘園の経営を委ねられた荘官
大乗院寺社雑事記‐応仁二年(1468)一一月二日「庄屋〈沙汰人〉事、不法無沙汰仁躰也」
② 江戸時代の村役人。庄屋は本百姓選挙または協議によって決められることもあったが、多くの場合は村の旧家が世襲した。代官命令をうけて年貢の取立てや用水・農業技術の指導にあたった。庄屋は関西での称で、関東では名主(なぬし)、藩によっては肝煎(きもいり)ともいった。むらおさ。庄役。
浮世草子好色一代女(1686)六「庄屋の三番子ぐらゐならめ、いまだ年比は十六七なるが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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