庄之内村(読み)しようのうちむら

日本歴史地名大系 「庄之内村」の解説

庄之内村
しようのうちむら

[現在地名]松前町昌農内しようのうち

現松前町の北部、北は西高柳にしたかやなぎ村、南西西古泉にしこいずみ村、東は北江頸きたえくび村に接する。村名の庄之内は玉生たもう(石清水八幡宮東宝塔院領)の内の意と考えられる。明和八年(一七七一)の伊予郡昌農内村地水帳によれば、村内に玉生組があり、小字に庄田しようだ別当べつとう上蔵かみくら・玉生・古宮ふるみや土居どいなど荘園内の村らしい地名がある。また庄之内村を昌農内村と改めた記載が明和八年からみえており、田地がよく開け農耕の盛んな村であることを同音の文字に改めて示したのであろう(松前町誌)

庄之内村
しようのうちむら

[現在地名]八尾市東本ひがしほん町一―二丁目・同四―五丁目・荘内そうない町一―二丁目など

八尾八ヵ村の一で東郷とうごう村の南にある。東郷村からきた信貴しぎ道は、当村に入って東に折れ、中田なかた村の方に向かう。若江郡に属し、正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳では高三二〇石余、延宝年間(一六七三―八一)の河内国支配帳では三五六石余。元文二年(一七三七)の河内国高帳で三七九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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