精選版 日本国語大辞典 「幾世餠」の意味・読み・例文・類語 いくよ‐もち【幾世餠】 〘名〙 江戸名物のあん餠。元祿一七年(一七〇四)小松屋喜兵衛が、吉原の遊女、幾世を落籍して妻とし、その名を冠して江戸両国で売り始めたため、この名があるといわれる。幾代・幾世。※歌舞伎・追善彼岸桜(中将姫京雛)(1708)彼岸桜「曾我の十郎世に落ち、幾代餠(イクヨモチ)の店を出して」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報