幻影・幻翳(読み)げんえい

精選版 日本国語大辞典 「幻影・幻翳」の意味・読み・例文・類語

げん‐えい【幻影・幻翳】

〘名〙 感覚などの錯誤によって、実際はありもしないのに、あるかのように見えるもの。まぼろし。また、心中に描き出される姿。おもかげ
※宝覚真空禅師録(1346)坤・己巳除夕「斑衣擬作堂前舞、幻影留世上過」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「今眼を瞑って越方(こしかた)の幻影を喚起して見るに」 〔蘇軾‐登州海市詩〕

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