年老(読み)ねんろう

精選版 日本国語大辞典 「年老」の意味・読み・例文・類語

ねん‐ろう ‥ラウ【年老】

〘名〙 年をとっていること。老いていること。また、その人。としより。老人
顕戒論(820)中「始向上座一人年老、羊皮四布、悔
太平記(14C後)一〇「年老なればとて争でか候べき」

とし‐お・いる【年老】

〘自ア上一(ヤ上一)〙 としお・ゆ 〘自ヤ上二〙 年をとる。老齢になる。
※後撰(951‐953頃)雑二・一一三五・詞書「若う侍りける時は、志賀につねにまうでけるを、年おいてはまゐり侍らざりけるにまゐり侍りて」

とし‐おい【年老】

〘名〙 年を取っていること。また、その人。老人。
十訓抄(1252)上「村上天皇、ひそかにいやしきつかさの人の年老を召して」

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普及版 字通 「年老」の読み・字形・画数・意味

【年老】ねんろう(らう)

老年。〔史記、留侯世家〕四人四皓)年老いたり。皆以爲(おも)へらく、上(しやう)(高祖)、人を慢すと。故に山中し、義としての臣と爲らず。然れども上、此の四人を高しとす。

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