年切り(読み)トシギリ

デジタル大辞泉 「年切り」の意味・読み・例文・類語

とし‐ぎり【年切り】

年によって、樹木の実がならないこと。幸運にあわないことのたとえ。としぎれ。
「今までになどかは花の咲かずして四十年よそとせあまり―はする」〈後撰・雑一〉
あることのために年数を限ること。〈日葡

ねん‐きり【年切り】

年季奉公のこと。また、その契約を結んだ人。
「―の女に、名をひさと呼びて」〈浮・諸国ばなし・二〉

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