平時範(読み)たいらの ときのり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平時範」の解説

平時範 たいらの-ときのり

1054-1109 平安時代後期の官吏
天喜(てんぎ)2年生まれ。藤原師通(もろみち)の家司(けいし)をつとめる。因幡守(いなばのかみ)などをへて,正四位下,右大弁となる。仏画をよくした。天仁(てんにん)元年出家して定慧(寂慧)と称し,翌2年2月10日死去。56歳。日記に「時範記」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例