平成研究会(読み)ヘイセイケンキュウカイ

デジタル大辞泉 「平成研究会」の意味・読み・例文・類語

へいせい‐けんきゅうかい〔‐ケンキウクワイ〕【平成研究会】

自由民主党派閥の一。平成8年(1996)に経世会から改称一時、平成政治研究会と呼称)。党内最大派閥だったが、小泉純一郎内閣時にその座を清和政治研究会に奪われた。
[補説]平成研究会の系譜:(吉田派から)→佐藤派田中派竹下派小渕派橋本派津島派額賀派竹下派

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平成研究会」の意味・わかりやすい解説

平成研究会
へいせいけんきゅうかい

自由民主党派閥。1992年に小渕恵三が継承した経世会が 1994年に平成政治研究会,さらに平成研究会へと改称した。1996年には同派の橋本龍太郎が,1998年には小渕内閣総理大臣に就任した。しかし,2001年に首相となった小泉純一郎清和会福田派)出身であり,田中角栄福田赳夫権力闘争,角福戦争以来の怨念があったため冷遇され,以降は政権中枢から遠ざかった。2009年の衆議院議員総選挙後,数少ない派閥生え抜きの額賀福志郎会長に就任した。

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