平尾社(読み)ひらおしや

日本歴史地名大系 「平尾社」の解説

平尾社
ひらおしや

[現在地名]千歳村新殿

あかね川北岸の字ソノにあり、田心姫神・湍津姫神・市杵島姫神を祀る。旧郷社。境内の石造宝塔に暦応三年(一三四〇)九月一五日の紀年銘があり、対岸台地上鳥居原とりいばるに建つ石造鳥居銘文に最初観応二年(一三五一)二月に鳥居が造立されたとあるから、創建年代は南北朝時代以前と推定される。平尾大明神とも称された(石造鳥居銘文)。天正年間(一五七三―九二)に兵火によって社殿を焼失したといい、享保三年(一七一八)再興され、天明二年(一七八二)神殿拝殿が造立された(当社蔵棟札銘)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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