田口(読み)たぐち

精選版 日本国語大辞典 「田口」の意味・読み・例文・類語

た‐ぐち【田口】

〘名〙 田の水の取入口。田の水口
夫木(1310頃)一一山かけの田くちにたてるおみなへしわれひとりのみ見るそかなしき〈藤原長能〉」

たぐち【田口】

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デジタル大辞泉 「田口」の意味・読み・例文・類語

た‐ぐち【田口】

田の水の取り入れ口。水口みなくち

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田口」の意味・わかりやすい解説

田口
たぐち

愛知県北東部,設楽町東部の旧町域。名倉川流域にある。 1900年町制施行。 1956年段嶺村,名倉村,および振草村の一部と合体して設楽町となった。かつては伊那街道宿場町として栄えた。奥三河の林業の中心地。周辺山地天竜奥三河国定公園に属し,観光行楽地が多い。奥三河郷土館がある。

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世界大百科事典(旧版)内の田口の言及

【設楽[町]】より

…段戸(だんど)山(1152m)など標高1000m級の山々に囲まれ,天竜川,矢作(やはぎ)川,豊川の水源地帯をなす。中央部を南北に伊奈街道(国道257号線)が通り,田口は江戸時代宿場町として栄えた。国鉄飯田線本長篠から豊橋鉄道田口線が通じていたが,1968年廃線となった。…

※「田口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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